オフィス移転の予算を立てるとき、募集賃料(坪単価)だけを比べると総コストを大きく見誤ります。都市別の相場と「隠れコスト」を整理しました。
都市別の坪単価目安(月額・共益費込み)
- 東京都心5区: Aグレード3万〜5.5万円。丸の内・大手町の新築ランドマークは6万円超も。
- 大阪(梅田・本町): 1.5万〜2.7万円。同グレードなら東京のほぼ半額です。
- 名古屋(名駅・栄): 1.3万〜2.4万円。名駅前の再開発ビルが相場を牽引しています。
- 福岡(天神・博多): 1.3万〜2.2万円。天神ビッグバンの新築供給で選択肢が急増中。
- 札幌・仙台・広島: 0.9万〜1.6万円。開発拠点・BPOに人気のコストレンジです。
賃料以外にかかる費用
敷金(賃料6〜12か月分)、仲介手数料(1か月分)、内装工事費、そして退去時の原状回復費(2〜4か月分相当)が主な追加コストです。時間外空調費や電気代が別途請求されるビルも多いため、稼働時間が長い会社は月次ランニングコストに上乗せして試算しましょう。
1人あたりの必要面積
一般的な執務レイアウトで1人あたり2〜3坪が目安です。20名なら約50坪。東京都心(坪3.5万円)で月175万円、福岡なら同水準のビルで月80万円前後 — この差が、地方都市に開発拠点を置く企業が増え続ける理由です。