「そろそろちゃんとしたオフィスを」と考えたとき、選択肢は賃貸オフィスだけではありません。初期費用・スピード・柔軟性の3軸で、3つの形態を比較してみましょう。
賃貸オフィス(普通借家・定期借家)
坪単価では最も割安で、内装も自由。ただし敷金6〜12か月分、内装工事、6か月前の解約予告、退去時の原状回復と、キャッシュと時間の負担は最大です。人員計画が固まった15〜20名以上の組織に向いています。
サービスオフィス
家具・ネット完備の個室に数日で入居でき、保証金は1〜2か月分程度。法人登記も可能で、受付や会議室はビル共用のものを利用します。1人あたりの月額は割高ですが、内装費も原状回復費もかからないため、設立初期や少人数の拠点では総コストで逆転するケースが多くあります。
コワーキングスペース
月1.5万〜4万円/人程度で、フリーアドレス席から固定席まで選べます。10名以下のチームやハイブリッド勤務との相性は抜群。ただしプランによって法人登記の可否や会議室の利用条件が異なるため、契約前に必ず確認を。
使い分けの定石
設立準備中はコワーキングやバーチャルオフィス、事業立ち上げ期はサービスオフィス、組織が安定したら賃貸オフィスへ — 段階的に移行するのが、敷金と原状回復費が重い日本市場での賢い進め方です。